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国名勝「和歌の浦」
万葉集の歌枕として謳われた、
潮の満ち引き、その移ろいと自然の織りなす景観美。
万葉集の歌枕として謳われた、かけがえのない風致景観。潮の満ち引きがもたらす波の移ろいや松の緑樹に彩られた砂浜そして岩崖を背景に、古代から近代にわたる時代の変遷の下に加わった寺社の建築美が点綴する、霊地と呼ぶにふさわしい海の名勝として評価され、2010(平成22年)8月、玉津島神社と周辺約90万平方メートルが国指定名勝「和歌の浦」に指定されました。
玉津島神社と鹽竈神社、海善院多宝塔、奠供山、鏡山、妹背山、芦辺屋・旭屋跡地、観海閣、不老橋、三断橋、和歌の浦干潟、砂嘴を含む片男波が指定されています。
見るもの全てを魅了する景観は、日本遺産にも登録
“わかの浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴きわたる”
万葉の歌聖、山部赤人をして万感の叙情を歌に綴らせるほどの絶景。刻々と移り変わる干潟の風景は、季節とともにその豊かな表情を私たちに見せてくれます。1300年に渡り、変わらず美しき移ろいで人々を魅了し続ける干潟の景観は、平成29年度「絶景の宝庫 和歌の浦」として、日本遺産にも登録されています。