玉津島神社・鹽竃神社だより

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所在地:
和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26

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玉津島神社・鹽竃神社だより

観月短歌祭

平成28年10月17日

平成28年9月18日、玉津島神社の拝殿にて観月短歌祭が斎行されました。
お歌は全部で43首寄せられ、約半数の方がご参加くださいました。
皆様ご自身のお歌を各々、神前にて詠み上げ、奉納していただきました。

観月短歌祭

観月短歌祭

観月短歌祭

当日はあいにくの雨模様でお月さまは見えませんでしたが、
短歌祭のあと、皆様は大広間にて御抹茶とお菓子を召し上がりながら、
お月さまにまつわる和歌のお話など、歓談されました。

境内では、雨の為わずかな時間ではありましたが、
灯されたたくさんの竹燈籠が、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

観月短歌祭

観月短歌祭

以下、奉納された短歌です。 ( 敬称略 )

観月短歌祭 奉納短歌

この年も無恙なる日々過ごし来て今宵仲秋名月に謝す  永廣禎夫
いにしへに衣通姫も眺めけむ波間に浮かぶこの満月を  永廣兆子
其其の虫の音色に満面の笑みで応ふる十五夜の月  今井良美
双子島に毬つくがごとてんてんと月影波と戯れてをり  今井良美
白兎薬つくらむ望月の不老の橋における霜かな  立花佑介
ふる里をはるばるここに玉津島文左ヱ門もながめた月かも  近藤豊
玉津島松の緑の間( あはひ )より久々見ゆる出づる満月  加藤良美
月あかり森の陰影映し出す緑と黒と金色の木々  石野欣司
シンフォニー虫が奏でる和歌浦を命映して渡る月影  石野みどり
玉津島神社を照らす月影の我の掬ひし水にも宿らむ  石野みどり
月今宵さやけく出でて感懐の文読み返す幾年振りに  林芳雄
野仏の慈顔を照らす月光( つきかげ )がここに憩へと訪ふごとに  林芳雄
和歌浦の海原かなたゆっくりと黒きタンカー北へ向かえり  足立節子
あさもよし万葉館にちぎり絵を寄りて観るとき桜吹雪けり  足立節子
母親は月となるらむ梛の木の葉末( うら )にみゆるやさしき明かり  平田美鈴
幼子の指差す先に丸い月ビール片手に夫は傍に  倉野春美
一本のススキと団子盆に乗せ雲に隠れし月を待つ母  倉野春美
白うさぎ玄関先で空見あげ  中村愛
野を分けて空を見あげる月一つ  中村愛
月冴えて寄せては返えす和歌の浦遠き日憩ひし女子挺身隊  野上於千恵
マイナスに少し傾く思い癖風に任そう今宵満月  下野香代
薄墨をはがすかのよう白銀( しろがね )の今宵の満月( つき )に心やすらぐ  垂井邦夫
キッパリと半月育ちこの後は月満ちて来て数多( あまた )命( めい )生む  川端章子
月上り和歌浦湾に漕ぎ出せば水面静まり幽玄世界へ  川端章子
清め終えてすすき萩など奉り月の座設く母そと見上ぐ  北東強
細眉のレモンの月が雲間から吾を見てゐる夏の終はりに  笹谷都巳子
かつてプラハに見し月はそれのみに何をか謂はむしもつゆみはり  笹谷都巳子
潮待ちて鳴門海峡越え来れば紀伊水道に浮かぶ月影  竹嶋弘
友誘ひ月観に行かん和歌の浦の玉津島にぞ心引かるる  竹嶋弘
観月の朗詠ひびく玉津島芦辺の浜に秋風ぞ吹く  平松栄次
お月見にきれいな国語の先生にさそわれ歩く新和歌の浦  平松栄次
宵の月夜半の月明けの月それぞれに表情ありて輝いており  平瀬舒子
お月様とてもきれいよと電話して遠くの孫らと同じ月見る  小上栄美
月といふ六ケ月の孫娘きらきら眸でじっと我見る  小上栄美
鏡山に登りて望む和歌の浦頬撫づる風に古偲ぶ  中村佐紀子
名月を愛でに今年も和歌浦山より出でる時はなおよし  茶畑重明
観月はたたずみながら動きを追う和歌浦での夜のたのしみ  茶畑重明
夏ゆきて木立ゆかしき玉津宮眺むる月に歩みを留( とど )む  田端栄子
お月さま追いかけっこして玉津嶋光の中に我もとけ込む  安田さやか
まんまるの団子と月でにらめっこ娘と私笑顔重なる  安田さやか
丸顔や母のおもかげなつかしく川面にうつる名月にふれ  西岡富子
名月や丸きは母の顔に似て笑みをもらいて明日も元気に  西岡富子
満月の母にも似てかなつかしく雲間の光我を照らして  西岡富子
玉津島真澄鏡( ますみかがみ )の月の夜倖せ映りまこと嬉しき  小野征可
かど曲がりハッと驚く大き月視線の先に立待月冴ゆ  坂本麻衣子
和歌の浦を照らす名月清( さや )かなり寄せむ野分の雲を差しゐて  遠北喜美代

お心こもるお歌をおよせいただき、またご参集いただき、誠にありがとうございました。
お寄せいただいたお歌は、神社境内に掲示させていただいております。
お立ち寄りの際はぜひご覧くださいませ。
来年の1月3日には、恒例の新年献詠歌会が開催されます。
その節はどうぞよろしくお願いいたします。
皆様ぜひご参加下さい。

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