玉津島神社・鹽竃神社だより

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所在地:
和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26

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玉津島神社・鹽竃神社だより

玉津島神社 桜まつり短歌大会

平成28年4月15日

桜花爛漫、桜咲き誇る玉津島神社にて、
4月2日 (土) ・3日 (日)と2日間にわたり、和歌の浦 桜まつりが開催されました。
お天気に恵まれた中、お餅つきやお振る舞いなどもあり、たくさんの方々がご来社されました。

玉津島神社 桜まつり短歌大会

玉津島神社 桜まつり短歌大会

玉津島神社 桜まつり短歌大会

拝殿では短歌大会が行われました。
全部で64首のお歌が寄せられ、その内20名の皆様がご参加下さいました。
皆様ご自身のお歌を各々、神前にて読み上げ、奉納していただきました。
その後、永廣禎夫先生より講評を受けられました。

玉津島神社 桜まつり短歌大会

玉津島神社 桜まつり短歌大会

玉津島神社大賞 (1名)

玉津島神社に祈る青年のリュックに春の陽が降りそそぐ



衣通姫桜賞 (1名)

人はみな桜待ちつつ年重ね花咲けばこそ散り時し思ふ



波に兎賞(1名)

去らぬ冬無けれど春へと向かう身を禊ぎてゆかん垂水を掬い



優秀賞 (5名)

花名札風に遊ばれ鳴っている衣通姫はもうすぐ開花
桜花年重ぬるに色も増し笑顔うれしき詣づる人の 
岩田帯授かる宮の若緑父となる子の拍手高く 
和歌の浦の歌神様のおまねきは「花詠みたもれ」と衣通(そとおり)の姫
歯科医院の窓ゆ眺むる珊瑚樹の若芽の息吹我を励ます 


選者賞 (2名)

桜花きらめき乗せて舞いにけり地に落ちるまで誇らしく 
春の日をうけてかゞやく片男波和中健児の慰霊碑かなし


老木の姥目樫の根妹背山の傾りを這えりおろちの様に
海恋し社の杜もまた恋し与はれし齢(よはひ)九十五才 
川沿いに支店探して鼓舞される転勤初日の桜の花びら
漆黒の闇に浮かべる桜花この瞬間に強さまといて
黒潮の波に寄せられさくら貝官居の桜となりて華やぐ 
さくら花今か今かと待つ人を頬染め焦らす恋人に似て 
緑泥の岩にぶつかる波の音万葉の歌詠ずるごとく 
大らかな万葉人の歌いっぷり鶴は見えねど鳶高く飛ぶ 
乳飲み子は「ごっくごっく」と喉ならし大きな瞳で母を見上ぐる  
赤児産まれ兄となりたる双子らとブランコ、シーソー一緒に遊ぶ 
その昔友と遊びし玉津島今満開の桜うれしき 
躑躅(つつじ)咲く岩山つかみ登り切るはるかに光るメリケンパーク
土筆んぼハウスの縁に生まれけり小さき春の前並(まえなら)えする
あさなあさに柏手を打ちお茶とする喜びに明け過ごせる一人居 
はだか木の枝えだに見ゆるふくらめる花芽おちこち季を呼びたり
コブクロの「桜」聴くたびさくら咲き高津子山に花吹雪舞う 
待ち合いの大炉(おおろ)を囲(かこ)み一片の花びらゆらぐ湯のあたゝかさ
水の春衣通姫の渡りしか和歌浦湾に波揺らめけり 
桜道老いし二人が手をつなぎ楽しみながらゆっくり歩く 
ふまないで可愛いい芽を出し球根は自分の居場所知らせるように 
ちらほらと桜咲き初む声のせりちろちろ賑はうわたしのこころ 
桜咲く四月三日のこの佳き日生れし初孫七歳迎う 
西行の歌浮かびつつ満開の花に古人に思い近付く
とほしろし夕日沈みぬ雑賀崎秋葉の山に輝きのこし 
人もまた運命(さだめ)に生(あ)れて背負ひ生く神の随意(まにま)の「こころの旅路」
玉津島社の奥の御鏡に映ゆる桜の紅こそ燃ゆれ
幼少の百人一首の懐しき遊びし乙子はや古稀となり 
朱の玉に変わる夕陽に固唾のむ雲のベールにあへなしも消ゆ  
尋ねつつ峰々越えて桜狩咲きのををりにつひにあふかな 
交流生振袖着つけよろこびて椅子に足組み桜愛でおり
今年また衣通姫の桜花玉津島社で美しさ愛でる
この夏に玉津島社の歌仙額市博に行きてゆっくり楽しむ 
小波たつ三断橋に佇みて雪かとも見る桜花(はな)風に舞う
病得て春の陽差しを待つ窓辺 
早春の落日染める和歌の浦 
菜の花の香り咲くみちとうげまで 
ねこやなぎ春はそこまでなたねづゆ 
夕餉には鰆新じゃがアスパラを焼いて炒めて春を頂く 
束の間の憩いとなりし玉津島敵機の去りし安堵を今に 
人生の旅の終りの短くて訪ふ楽しみや花の咲く宮 
妹背山登りて見れば和歌の浦早春の海輝いてをり 
紀の国の梅に紅さす椿かな老いたる胸に春の息吹を
ジイジイと孫と湯に入るのも久しぶりピチャピチャパーも楽しからずや 
玉津島桜と万作咲にけりほのかに匂うおぼろ月夜 
小雨降る雑賀の岬波やさし胸の思いを託してみたい 
息子言う「星がきれいだ」言う我に「長生きしろよ、いつでも見れる」 
去年徒ちし熊野古道の見へかくれ電車の旅に先ずは一献
今秋は白寿とならむ市井(しせい)びと幸せ祈る世の人々の 
早咲の桜吹雪の紀三井寺玉津の宮に春風ぞ吹く
授かりし岩田帯締めしかと踏む青石参道白梅匂ふ  
玉津島御前(おまえ)の枝垂(しだ)れ笑みし夜に呱呱(ここ)の声あぐ愛(いと)し桜子(さくらこ) 
めやすしき花見ごろものはんなりとみ籤(くじ)ひらけばはなびらも添う 
晴れ舞台挑む心に桜咲く祖母の温もり背に感じつつ  
春風に耳澄ましつつ桜花開きては待ち待ちては開き


お歌をお寄せいただき、またご参集いただき、誠にありがとうございました。
心より厚く御礼申し上げます。
なお秋にも短歌を募集いたします。
その節にはどうぞよろしくお願い申し上げます。

短歌大会の後は、ソプラノ歌手 西浦晴美さんが、
《 万葉歌 》
《 桜にちなんだ楽曲、さくらさくら・花は咲く、など》お歌を奉納されました。
拝殿は観客の方々であふれ、澄んだ歌声に皆さん聞き入っておられました。

玉津島神社 桜まつり短歌大会

玉津島神社 桜まつり短歌大会

続いて、拝殿前にて唐舩御船歌連中の皆様による、和歌祭唐舩御船歌が奉納されました。
御船歌は、5月の和歌祭で歌われます。

ご来社いただきました皆様、誠にありがとうございました。

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